京都嵐山の天龍寺。世界遺産に登録されている寺院。
行ってきました。
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天龍寺は後醍醐天皇の菩提を弔うために創建。
映画のロケ地として数々撮影されてるそうで、かつて「忠臣蔵」の雪中討入りのシーンが撮影された事もあるそうですよ。
有名な曹現池庭園は日本発の国の史跡。世界文化遺産に登録されてます。
曹現池という名前は、夢窓疎石が庭を作っている時に泥の中から、曹源一滴(そうげんのいってきすい)と記された石碑が現れたことによるもの。
これは禅の言葉で、”一滴の水だって、おろそかにしてはいけない”という意味があり、一滴の水が大河になり、海へと繋がる。
命の水となり、小さなものにも大きな可能性が秘められているという事からの由来だそうです。
池の正面の2枚の巨岩は、竜門の滝をイメージ、鯉が滝をを登って龍となる中国の故事、登龍門を表現。
夢窓疎石という方は初代住職、禅僧でもありながら、日本発の作庭家で庭造りの天才といわれたそうです。
今回の目的は写経でしたが、庭の由来等を思いながら、眺めているのは心が休まると同時に考えさせられる事もある一日でした。
嵐山老舗が集まる登龍苑の入口、夏だけ飾られるかざぐるま。
かわいいです。