LIXILの高断熱窓「サーモス」シリーズのそれぞれの違いは?
アイフルホームでは主にLIXILの窓を採用しています。
その中の「サーモス」シリーズについて、どんな違いがあるのか比較してみたいと思います。
今回は「サーモスL」「サーモスⅡ-H」「サーモスX」の3つを比べます。
まず価格ですが
サーモスL < サーモスⅡ-H << サーモスX
といった感じでサーモスXが一番お高いです。
価格が高いということはサーモスXがこの中で一番高性能ということですね。
共通点
- 高性能ハイブリッド窓
サーモスシリーズはハイブリッド窓と言って、アルミと樹脂のいいとこ取りをしたフレーム。
室外側がアルミで室内側が樹脂のフレームになっています。断熱性は低いけど耐久性が高いアルミは外側に、耐久性は低いけど断熱性が高い樹脂は内側にすることで窓の劣化を防ぎつつ高い断熱性を確保することができます。
断熱性のことだけを考えると樹脂フレームが良いと思いますが、雨や風、紫外線などにさらされると樹脂は弱いのです。なので室外側はアルミフレームになっているんですね。 - ガラス面積の最大化
断熱性を高めるために熱を通しやすいフレームを小さくし、熱を通しにくいガラス面を最大限に大きくしています。さらに「フレームイン構造」といって、フレームと窓枠のラインを合わせることでフレームを隠してフレームの露出を極小にしています。見えるフレームの面積が小さいと意匠的にもすっきりとしたデザインになります。
「L」「Ⅱ-H」「X」の違い
- フレームの色
「L」は内観・外観同色で5色から選べます。
「Ⅱ-H」「X」は内観5色、外観5色から違う色の組み合わせを選ぶことができます。違う色を選べれば外壁の色・内装クロスの色それぞれにフレームの色を合わせられるメリットがあります。
※内観・外観同色でもアルミと樹脂という素材の違いがあるので微妙な色の差はあります。
- ガラス
「L」「Ⅱ-H」は『一般複層ガラス』と、その約2倍の断熱性を発揮する『Low-E複層ガラス』の2タイプがあり、オプションで熱伝導率の低いアルゴンガスを2枚のガラスの間に封入できます。
「X」は特殊薄板ガラスを採用した『クリプトンガス入りトリプルガラス』『アルゴンガス入りトリプルガラス』『アルゴンガス入り複層ガラス』の3タイプ。
トリプルガラスの中間ガラスの厚みは1.3ミリという薄さで複層ガラス並みの軽さ。
- 枠の構造
引違い窓のフレーム構造
「L」はアルミ枠。
「Ⅱ-H」はサーマルブレイク構造(ブリッジ枠)とレール間カバー枠の2種類。
「X」はサーマルブレイク構造+ホロー構造
サーマルブレイク構造とは、アルミ形材を室内外に分離させ、熱を伝えにくい樹脂部材でつないだ構造。
多層ホロー構造とは、室内樹脂部分の中空層を多層化することで熱を伝えにくくする構造
- 熱貫流率(断熱性能)
熱貫流率とは断熱性能を表すもので、数値が小さいほど熱を通しにくくなります。
単体引き違い窓でそれぞれの最大の性能を比較。
サーモスX トリプルガラス(クリプトンガス入り) → 1.22 W/(㎡K)
サーモスⅡ-H Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り) → 1.78 W/(㎡K)
サーモスL Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り) → 1.89 W/(㎡K)
大きな違いはこの4点です。
外側と内側でフレームの色を変えられるのは家のデザインを決める上で非常に助かりますね。
外壁と室内クロスの色は違うことの方が多いですから。
断熱性能にも大きな違いがあります。
特にサーモスXはハイブリッド窓でありながら非常に高性能です。
一般的なオール樹脂フレームの窓にも引けを取りません。
しかしLIXILにはさらに高性能な世界最高レベルの「エルスターX」や「レガリス」があります。
ご興味のある方はLIXILのホームページか、当社スタッフにお尋ねください。
更に詳しい内容はLIXILのウェブサイトで
→ サーモスⅡ-H / L
→ サーモスX
2023.4.3
サーモスⅡ-Hの外観色に新色「ダスクグレー」が追加されました
新しく加わったダスクグレーは僅かに青みがかったグレーです。
ダスク(Dusk)とは「薄暮」夕暮れから夜に移ろう時間帯のことですね。
その薄暮の瞬間をイメージした深みのある落ち着いたトーンで、主張しすぎず外壁に馴染みやすい色をしています。
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