入谷 美根子

関西の名建築探訪② 志賀直哉旧居

娘の受験を終えてやっと肩の荷が下りたので、久しぶりの建築巡りをしました。

『暗夜行路』で有名な志賀直哉の旧居(奈良市高畑町)で、自ら設計し京都の数奇屋大工棟梁の下島松之助に建築を依頼した邸宅です。

生涯23回も引っ越しをしていますが、この邸宅では9年間家族と住み創作活動を行いました。

作家ということもあり、1階と2階にそれぞれに書斎があります。写真は1階の落ち着いた書斎です。北向きの光は日差しの変化が少なく落ち着いて創作に集中できそうですね。↓

有名な食堂とサンルーム。「高畑サロン」として彼を慕う文人画家たちが多く集う場となりました。↓

実は直哉の居間は子供の寝室の隣でさらに3畳の和室をはさんで床付け格子ごしに子供の勉強部屋がうかがえる様になっています。子煩悩な様子がうかがえる一面です。イクメンだったのかもしれないですね。

 

アイフルホーム奈良北店では皆様のご要望をお聞きしてプランを作成しております。ご家族様にとって大切なお家づくりのお手伝いを是非ご依頼ください。

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