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饅頭祭

2023/04/28(金) 日々のこと

奈良市近鉄奈良駅の近くに漢國神社があり、この境内の中に「林神社」があります。

 

この神社はあまり知られていないのですが、日本で唯一の「お饅頭の神社」です。

 

なぜ お饅頭の神社なのか?
中国の僧「林浄因(りんじょういん)」という方が室町時代に日本に来日して奈良に居を定めました。
中国の饅頭(まんとう)をヒントに小豆餡を使った饅頭(まんじゅう)を考案したことにより、「我が国饅頭の祖」と称されています。
日本で初めて本格的な饅頭の製造販売を行ったとされたので、それを記念してこの神社にお祀りされることになったとの事です。

そして命日の4月19日に毎年饅頭祭が開催されています。
この日は製菓(饅頭製造)業者が自分たちの製品を奉納して、その事業の繁栄等の祈願に来られます。

 

この饅頭祭に行ってきました。

獅子神楽奉納

 

千本竿餅つきも有り、もちろん参加してきましたよ。
ヨイショ ヨイショ・・・。

 

林家七代目 林宗二は饅頭屋宗二と呼ばれ奈良名物として数多くの書物に挙げられています。
*又 神社近くに林さんが本拠としていた事から、住所が林小路町と名付けられたと言う説もあります。

饅頭の中央に紅粉で林の字を書いてしるしとしていて、饅頭祭に「復刻奈良饅頭」が限定販売でした。


これは今も春日社や興福寺の会式などに使う饅頭に丹砂紅粉で店を打ってあるのは、 その名残だと伝わっているそうです。
紅白饅頭も林さんが考案者ともされてます。

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