鈴木 純 自己紹介へ

スタイルシェードで遮熱

 

もうすぐ4月。桜も咲き、暖かくなりましたね。
これから夏に向けて日差しが強くなっていくと、リビングの室温もぐんぐんと上がってきます。

夏は遮熱がかなり重要です。
ではどうやって遮熱するのが有効なのでしょうか。

窓の遮熱性能

一般的な複層ガラスの窓だと遮熱率は約20%。
LIXILのサーモスシリーズなどの断熱に優れた窓もありますが、冬に日射熱を取り込んで部屋を暖めるために遮熱率は約40%ほどになっています。
外気の暑い熱は断熱により伝わりにくくなっていますが、日射による熱は入ってきてしまいます。

内側で遮熱より外側で遮熱

夏だけ日射熱が入らないようにする工夫は昔から行われていて、「すだれ」や「よしず」で日差しを防いできました。
遮熱カーテンで防ぐ方法もありますが、窓の”外側”で遮熱するのと窓の”内側”で遮熱するのとでは効果に大きな差があります。
室内遮熱だと約4割カットですが、室外遮熱だと約8割もカットできます。

STYLE SHADE

すだれやよしずでもいいのですが、デザイン的に合わない場合があります。
和風の家ならとっても似合いますが、モダンな外観の住まいだとスタイリッシュなデザインがいいですよね。
今回はLIXILの「スタイルシェード」をご紹介します。

日差しをカットして夏の暑さを抑える

日差しによる熱を室外でカットし、できるだけ室内に入れないようにすることで室内温度は最大3.5度ダウン。
下のグラフは熱負荷計算プログラムをつかったシミュレーションデータです。
これだけ室温が下がることで、夏の冷房費も約3割節約できる試算も出ています。

 

外からの視線もカット

窓が道路に面していると、前を歩く人の視線が気になります。
シェードを下げれば日射だけでなく視線もカット。
程よく光を通す生地なので暗くもなりません。

 

簡単にスッキリ収納

使わないときは上部のボックスにスッと収納。
使うときもサッと下げるだけなので、ロールスクリーンのように手早く簡単です。

総務省消防庁の資料では、熱中症で救急搬送される方の約4割は住居内で発生しています。
お年寄りや小さなお子さんが熱中症になりやすいので特に注意が必要です。
水分補給やエアコンの使用に加えて、遮熱対策などの環境づくりにも気をつけましょう

※記事中の画像 出典:LIXILカタログより

1ページ (全25ページ中)