鈴木 純 自己紹介へ

構造用集成材について

住宅の構造に使われている木材について、気にしてみたことはあるでしょうか。
家の寿命や耐震に直接関わるものなので少し注目してみたいと思います。

アイフルホームでは構造材に「構造用集成材」というものを採用しています。
伐採した木を乾燥させて作った天然木の「無垢材」に対して、小さく板状などに切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で組み合わせた人工の木材を「集成材」と言います。

集成材を採用する理由は、強度性能にバラつきがなく明確なためです。
無垢材だと、同じ樹種であっても強度に大きなバラつきがでてしまいます。
家の場所によって強度が違うとバランスが悪くなり、耐震性能にも影響を及ぼしてしまいます。
なので樹種ではなく強度性能で評価し、すべての住宅に均一な強度をお約束しています。

強度

では強度はどうなのでしょうか。
一般的な住宅の構造材として使用されるスギやヒノキの無垢材とアイフルホームの集成材を比べた場合、集成材の方がより優れた強度を保持しています。
スギと比較すると圧縮強度・曲げ強度で約1.4倍の強度があります。

品質

木を張り合わせた集成材はそのうち剥がれて割れたりするんじゃないかと心配ではありませんか?
木材に含まれる水分が均一でないと反りや割れの原因になります。
アイフルホームの集成材は張り合わせる前の段階(ひき板)で小さな板1枚1枚を乾燥させるので、どの部分でも均一な含水率15%以下になります。
含水率が低く、均一な集成材は反りや狂い、割れがほとんど発生しません。

接着に使用する接着剤は木質系接着剤の中でも最高レベルの耐久性を誇るものを採用。
JAS規格に定められた「煮沸剥離試験」「浸漬剥離試験」「減圧加圧試験」などの試験に合格したものを使用し、品質管理の行き届いた工場で生産されています。

木は本来、鉄やコンクリートよりも優れた耐久性をもつもの。
その潜在能力をフルに発揮できるように家を建ててこそ、安心と安全が保たれる訳です。

この構造材は家が出来上がってしまうと見えなくなってしまいます。
建築中の現場見学も行っておりますので、ご興味のある方は是非見学してみてください。

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