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住宅内の抗菌・抗ウイルス対策について

 

今さらですが菌やウイルスが広まる経路は主に3つ
①飛沫:咳やくしゃみ、会話により飛んだつばやしぶきを吸い込むことで拡散。ウイルスに含む飛沫は約2M飛ぶと言われています。
②空気:飛沫ノ水分ガ蒸発し、小さな粒子となって空気中を漂い、離れた場所にいる人が離れた場所にいる人がこれを吸い込むことによって拡散する経路。
③接触:菌やウイルスが府直したモノや手指などを介しての拡散。菌やウイルスが付いた手で自身の口や鼻などを触ることで起こります。

 

室内にあるさまざま建材が拡散の原因にもなり、多くの人が触れる場所ほど注意が必要です。
LIXILでは菌の増殖を抑制したり、ウイルスの数を減少させる効果がある建材が発売されました。

室内ドアの把手 他
手すり
床フロア  

 

「抗菌加工」と「抗ウイルス加工」の特徴

抗菌加工

細菌とは

目で見ることのできない小さな生物です。栄養源があれば自分で細胞分裂し増殖します。人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌がいる一方で、人の体の生活に有用な細菌も存在します。

細菌が増殖するのを抑える抗菌加工

菌を殺したり減少させるのではなく、表面に付着した細菌の増殖を抑制します。

 

抗ウイルス加工

ウイルスとは

細菌よりもはるかに小さく、細胞がないため「非生物」とされています。自分で増殖する能力がなく、宿主の細胞に侵入し増殖します。エンペローブウイルスとノンエンペローブウイルスがあり、その両方に対策が必要です。

ウイルスの数を減少させる抗ウイルス加工

表面の塗装や化粧シートに抗ウイルス剤を配合することで、表面に付着した特定ウイルスの数を減少させます。

 

付着した特定ウイルスが24時間後
99%以上減少

 

SIAAマークはISO22196法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。

注意事項

  • 抗菌加工は、表面の細菌の増殖を抑制するだけで、それ以外の細菌を死滅させたりするものではありません。
  • SIAAの安全性基準に適合しています。

製品上の特定ウイルスの数を減少させます。
SIAAマークはISO21702法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。

注意事項

  • 抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。
  • SIAAの安全性基準に適合しています。

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