光熱費を抑えるためには、高気密・高断熱が不可欠
住宅を建てる際、快適性やデザインに焦点を当てがちですが、省エネルギー性も同様に重要です。
気密と断熱は光熱費を抑える上で重要な性能です。高い気密性と断熱性を持つ家は冷暖房のロスを最小限に抑えることができ、長期的に光熱費を削減することができるからです。
上昇し続ける光熱費
総務省統計局の「家計調査年報」によると、2022年の二人以上の世帯の全国平均光熱費(電気代+ガス代)は17,910円でした。
コロナ前(2019年)の15,678円と比べると約20%上昇しています。
もう少し遡って2007年の同じ光熱費を調べてみると14,932円だったので、15年で24%も上昇しています。
知らないうちにこんなに高くなっていたんですね。
この上昇傾向はエネルギー価格の上昇など複数の要因によるものですが、電気料金やガス料金が下降していくことはこの先も無さそうです。
生涯支払いが続く光熱費
住宅自体はは最長35年(もしくは50年)でローンの支払いが終わりますが、光熱費の支払いというのは一生涯続きます。
例えば毎月平均18,000円の光熱費を支払っているとします。そうすると35年間で756万円になります。
結構な金額ですね。しかしこれは光熱費の上昇を考慮しない場合の金額です。
2007年から2022年で24%光熱費が上がっていますが、これは毎年1.4〜1.5%ずつ上昇していることになります。
(実際には毎年同じ割合で上昇しているわけではなく、ここ数年で大きく上昇しています。)
月18,000円の光熱費が同じように毎年1.4%ずつ上昇したと仮定すると、35年でなんと約967万円。
さらに200万円以上も増える計算となります。
これができるだけ光熱費のかからない家にしないといけない理由です。
35年以降も光熱費の支払いは続くわけですから。
家の性能で光熱費を抑える
高気密・高断熱な家は、光熱費を抑えるためにとても有効です。
高い気密性は不要な隙間からの外気の侵入を防ぎ、室内の熱を逃がさないことで、冷暖房の効率を向上させます。
同様に高い断熱性は室内の熱を外に逃がさず、外部からの熱や冷気を遮断する役割を果たします。
これにより室内の温度を一定に保ちやすく、エアコンや暖房の使用頻度を減らすことができるのです。
高気密・高断熱な家にすることでイニシャルコストは多少増えるかもしれませんが、その後のランニングコストを考えるとトータルではお得かもしれません。
コストの事ばかり説明しましたが、快適性だって変わります。
夏暑く、冬寒いのが今までの日本の家。
高気密・高断熱だと家のどこにいても室温がほとんど変わらないんです。
その良さは特に寒い冬が分かり易いですね。
リビングから出たり、浴室から出たときにものすごく寒かったりしませんか。
家全体が暖かいととても快適です。
家づくりを始めたら、将来のことまで考えてみましょう。
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